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~手仕事Travel Vol.3~ “ななかまど”さんの器

日本をはじめ、世界中の作り手が丁寧に作りこんだ“手仕事の世界”をご紹介する~手仕事Travel~。 第3回は石川県金沢市に『陶房ななかまど』を構える小林大さん・かのこさんご夫妻にお話を伺いました。




可憐で力強い器

石川県金沢市にある「陶房ななかまど」は小林大さん・かのこさんご夫妻によって 1998年に設立されました。ななかまどの器は、白磁の上に鮮やかな色使いで描かれた可憐な色絵が特徴。 また、力強い生命力を感じさせる伸びやかな筆致にも目を奪われます。可憐さと力強さを持ち合わせた器はどのようにして生まれるのでしょうか。







お二人それぞれ手仕事が好き

大さんは瀬戸の「霞仙陶苑」で、かのこさんは金沢の「九谷青窯」でそれぞれご経験を積まれました。 お二人とも子どもの頃から工作や手作業が好きだったそうで、大さんは「刀鍛治」になりたいと思ったこともあったとか! 特に大さんは、日本各地の民藝の器の産地を見てきたことにも影響受けたそうです。かのこさんも美大へ進学されて自然な流れで工芸の道に。



大さんは「型で作る変形のものに惹かれる。急須好き」
かのこさんは「大胆なものやおおらかさがあるものに惹かれる。最近は古九谷の魅力を改めて感じている」

とのこと。お二人それぞれの興味や個性を発揮してななかまどの器が作り上げられているんですね。







“暮らしが豊かで魅力的になるものとは何か?”を常に問いながら作陶

可憐なモチーフが多いことから、なんとなく柔和な雰囲気を思い起こさせるななかまどの噐ですが、 制作をされいるお二人からはとてもストイックな姿勢が伺えます。



「焼き上りを見ては『次はもっと良いものを、更に良いものを』の繰り返しです。 この地味な繰り返しの中で決して諦めないこと。飽きないこと。一歩一歩というより半歩でも次に繋ぐ気持ちの中で発見がある。そこが苦しくも魅力。」
とおっしゃいます。この小さな発見の繰り返しによって、使い勝手のよい器が出来上がるんですね。





「こだわりのないところがこだわり」究極の普段使いの器を作っています。

ななかまどの器は、日常に使う器として「量産の美、用の美」であることを目指しておられるとのこと。 「普段使いしにくくなるこだわりを入れない」ことがこだわりの“究極の普段使いの器”だそうです。

あらためて「ななかまどの器に合うと思うお料理は何ですか?」とお尋ねしたところ

「普段通りのご飯を盛り付けて欲しい」

と、ちょっと拍子抜けしちゃうお答え。しかし、そこにはこんな意図が。


「普段通りのご飯が『器でこんなに雰囲気が変わるんだ~!』を体験してほしい。気に入った器なら盛り付けにも工夫が生まれたり、違ったアレンジが楽しめるでしょ。」


確かに、使い慣れた器の便利さも良いけど、ちょっと違う器を使うだけで食卓が新鮮な雰囲気になりますよね。それが、素敵な器であればなおのこと!

「毎日の料理って本当に大変。器が料理のやる気を引き出す力になれば、と願って作陶しています。」

とおっしゃいます。使う人の気持ちに寄り添って作ってくださっているのが伝わりますね!






お二人からのメッセージ

「ななかまどの器は磁器なので丈夫。下絵付け(透明の釉薬の下に色絵を描く手法)なので酸にも強いし、 短時間の電子レンジも使えるので普段使いにとっても便利です。でも、おもてなしにも使える華やかさもあるんです。 器を見て盛り付けたいメニューが2~3種類浮かべばその器は必ず普段に使えます。とにかくどんどん使ってください!」

見るだけでなく、どんどん使って楽しんで欲しい!というのがお二人の願い。
用の美が備わった器をどんどん使って、毎日の料理を作る人も、その料理を食べる人にも豊かな時間を提供する、ななかまどの可憐な絵柄にはそんな強い願いが込められていたんですね。



●「陶房ななかまど」の器はこちらからご覧いただけます。